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代表理事 / ライター

飯室 佐世子 SAYOKO IIMURO

「個人の物語を資産に変える」をテーマに、記憶や価値観を“未来を支える言葉”として丁寧に残していく活動を行う。 人生の軌跡をまとめる『人生のベスト盤』を展開し、“他愛ない”を“多愛ある”に変える言葉で、その人らしい物語を次世代へ継承している。
インタビュー・ライティング会社(株)声音 代表取締役。

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自身に訪れた死の話

32歳の時に父を亡くしました。
親しい存在の人を亡くしたのが初めてだったこともあり、正直、よくわからないまま身の回りのことが進んでいきました。
母の強い希望があり自宅でお通夜・お葬式を行ったため、荼毘に伏すまでは家で一緒に過ごしました。コロナ禍だったのですが、晩年父が教えた生徒さんたちが最後の挨拶に来てくれて、家族の知らない父の話をたくさんしてくれました。
実感が湧かないくせに、胸の奥底におっきな穴が空いたような、どこか一部を無くしたような、底知れない悲しさがありました。こんなに辛いのかと実感する一方で、これから私の周りの友達も全員、こんな思いをするのかと思うと、それだけで辛くなりました。

もっとたくさん話をすればよかった。
もっと、もっと……といろんな種類の後悔が生まれていく中で、自分にできることは何があるだろうかと考えるようになりました。

当時からインタビューライターとして働いていた自分に、この誰もが抱えそうな後悔を生まずにいける方法はないのか。そんなことを考えるようになりました。
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仕事の経歴

最初の仕事は、アパレルブランドの販売員でした。本社に異動して営業になってからは、卸先に配布するお洋服の紹介文や、オンラインストアに掲載する商品説明を書くようになりました。それが、文章を書く仕事との出会いです。
その後、上司の独立をきっかけにアパレル系に特化した制作会社へ転職し、コピーライターに。さらに美容系オウンドメディアの立ち上げに携わったことで、インタビューをすることになりました。聞き方も書き方も、何もわからないまま臨んだ初めてのインタビュー。それでもなんとか仕上がった時、言葉がまだ生きているような感覚があって、不思議な気持ちになりました。話を聞いたお相手から「ありがとう」という言葉をもらえたことも、自分の存在を認めてもらえるような、ほこほこした気持ちになりました。

フリーランスのインタビューライターとして独立した後、2021年に株式会社声音を設立。きっかけは、やはり父の葬儀でした。「このまま一人で働いていても、自分の葬儀の時にこの景色は見られないかもしれない」。そう思い、働き方を変えようと決めました。

現在は、インタビューを軸とした制作会社を経営しています。自社事業の『人生のベスト盤』では、「家族にのこす人生の本」を制作。そのほか、企業のオウンドメディア運営や記事執筆、広告・コンテンツ制作などに携わっています。仕事で大切にしているのは、「礼儀」を持つこと。仕事は人と人との関わりだから、より良いアウトプットのために、より良い人間関係を築きたいと思っています。
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未来のお客様へ

『読める形見』には、「死別を悲しいだけのものにさせない」というタグラインがあります。
今もまだ、父との別れを考えると涙が出るし、本当にまっさらに癒えることはないのだろうと感じています。でも、その一方で、この経験があったから、自分の生き方を考え、教わったことを思い返し、今日まで歩みを止めずにいられたと思っています。
もちろん、すぐには故人の話をする気持ちになれないこともあるはずです。タイミングは人それぞれでいい。ただ、いつかその気持ちになった時、私たちはいつでも話を聞く準備ができています。

死別はすべての人が必ず通る道です。大切な人がいなくなった後も、私たちは生きていかなければいけない。だから、ちゃんと受け入れるために、残しておきたい。あなたの思い出と一緒に、この先も生きていけるようになってほしいと思っています。と、すごく真面目な話になってしまいましたが、あなたの大切な人の自慢話を、思いっきり聞かせてもらいたいなと思っています。

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休日の過ごし方

休日は、夫と愛犬のトイプードル・いちと過ごすことが多いです。アウトドアが好きで、キャンプや車中泊にもよく行きます。湘南に住んでいるので、近場の海でのんびりすることも。仕事からスッキリ離れることは、なかなか難しいのが正直なところです。どこでもできてしまう仕事なので、極力パソコンは持ち出さないようにしていますが、カフェや本屋さんで気づいたらスマホで仕事していることもしばしば。好きな雰囲気の場所でのんびり過ごすことを、日々努力中です。休み上手に、なりたい。
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ある日のスケジュール

  • 8:00
    起床

    愛犬・いちの散歩とごはんが、最初のお仕事。
    起きて1時間はスマホを触らないよう意識しています。ストレッチ、したい!(願望)

  • 10:00
    始業

    各案件の業務や取材・執筆作業など。
    コーヒータイムを挟みつつ、あっという間に時間が経っていきます。

  • 16:00
    夕方のお散歩

    できれば徒歩15分の海まで。
    気づくと座りっぱなしなので、外の空気を吸うこと、大事にしています。

  • 20:00
    仕事終了!

    お酒を飲みながらごはんを作ったり、漫画やドラマを楽しんだり。
    表現の幅を広げるための大事な時間です。

想いを込めた一冊を
私たちの手で
丁寧につくり上げます。