大切な人との別れは、
誰にとっても避けられないものです。
けれど、私たちはその先を
どう歩めばいいのか、誰からも教わっていません。
一人ひとりの人生には、選択、想い、人との関係性、
さまざまな物語が刻まれています。
それらを語り継ぐために、「読める形見」をのこす。
この新しい文化は、お墓や遺影写真のように、
私たちと故人とのつながりを保ち続けてくれます。
死別を、悲しみだけで終わらせない社会をつくりたい。
読める形見は、大切な人を亡くした遺族の実体験から生まれました。
この本の語り手は今を生きる私たちです。
遺影、遺品。残るものはありますが、
私たちはその人が
「何を考え、どう生きてきたのか」を残したいと思いました。
大切な人がいなくなっても、
その人との時間は、言葉は、笑顔は、消えません。
弔いの場で語られる「あいつってさ…」を
書き記すことで、いつでも会える。
人は亡くなって終わりではない。
思い出し、記録し、読まれることで、
その人生は次の誰かを支え続けると信じています。
私たちは、故人の在りし日の姿を
「記録」し、「伝える」文化を普及させることで、
「死別」を単に悲しい事だけに留まらせない
価値観を社会に広げていきます。